シリコン入りのシャンプーやトリートメントは本当に頭皮によくないのか?-徹底解説-

シリコン入りのシャンプーやトリートメントは本当に頭皮によくないのか?-徹底解説-

僕は、

「頭皮に必要な皮脂や天然保湿因子はしっかり残し、余計な汚れだけ落とす」という考え方で、マイルドなシャンプー設計を大事にしています。

 

一方で、世の中の多くのトリートメントには
ジメチコン・アモジメチコンといった「シリコン」が入っています。

 

「これって頭皮に悪いの? 毛穴が詰まるの?」
という疑問が過去ずっとありました。

 

成分情報をかき集め、いろんな論文や専門家の見解を調べた結論を共有していきます。
参考になればうれしいです。

 


1. シリコン自体は“毒”ではない、というのが現在の定説

まず大前提です。

ジメチコンアモジメチコンなどのシリコンは、分子がとても大きい“高分子”です。
皮膚から体内に入って問題を起こすようなサイズではなく、
「経皮吸収はほぼ起こらない」と考えられています。

 

実際、化粧品成分の安全性を評価しているCIR(Cosmetic Ingredient Review)でも、決められた配合量の範囲では「安全に使える」と結論づけられています。

 

つまり、

・シリコンが血管の中に入って全身に回る

・ホルモンのように体の中で悪さをする

といった

“毒性”のイメージは、現時点の科学的な見解とはかなりズレています。

 


2. それでもある懸念点、「頭皮に残るもの」問題

 

では、何も気にしなくていいのか?
というと、僕の答えは「ノー」です。

 

僕が一番気にしているのは、

 

・シリコンそのものよりも

・シリコンが残ることで一緒に“汚れを抱え込む”こと

 

です。

 

水に溶けにくいシリコン(特にジメチコンアモジメチコン)は、
髪や頭皮にしっかり吸着しフィルムを作る一方で、
マイルドな洗浄力のシャンプーでは落としきれず、少しずつ“層”になって残る可能性が高いです。

 


3. 「毛先だけにつけているから大丈夫」は本当に安全か?

 

多くの人は、

「トリートメントは毛先だけにつけているから、頭皮にはついていないはず」

 

と考えていると思います。
でも、実際の“お風呂場の動き”をイメージしてみてください。

 

・毛先にトリートメントをつける

・そのあとシャワーで流す

・乳化したトリートメント成分を含んだお湯が、頭皮をつたって流れていく

・流し終わったあとも、濡れた髪が頭皮にペタッと密着する

この流れを考えると、

 

「毛先だけにつけているつもりでも、結局は流すときや流し終わったあとに頭皮に触れてしまう」

 

というリスクは十分にありますし、そう考えるのが自然だと思います。

だからこそ、

 

・「頭皮にはつけないでください」と書かれているから安心

・毛先だけケアしているから頭皮とは無関係

 

とは、とても言い切れないのです。


4. シリコン皮膜+皮脂+古い角質=“落ちにくい汚れの塊”になる

 

ここからが、僕が一番イヤだな…と思っているポイントです。

水に溶けないシリコンは、髪や頭皮に

**しっかり吸着して被膜(フィルム)**を作ります。


そこに、

 

・もともとの皮脂

・古い角質(フケの元)

・外からついたホコリや汚れ

 

が混ざると、汚れが固まりやすい状態になります。

シャンプーの洗浄力が「頭皮や髪に対して適正レベル」であっても、
水に溶けないシリコンの皮膜は、マイルドな界面活性剤では完全には取りきれません。

 

結果として、

 

・その日のシャンプーで落としきれなかったシリコン+汚れの塊が

・ごく薄い膜となって髪や頭皮まわりに残り

・それが毎日のケアで少しずつ残留・蓄積していく

 

という流れが十分起こりえます。

 


5. 「マイルドなシャンプー × シリコン」は構造的に相性が悪い

僕は、

 

・頭皮のバリア機能を守りたい

・必要な皮脂や天然保湿因子(NMF)は残したい

 

という考えから、
ラウレス硫酸Naのような強い洗浄成分ではなく、
アミノ酸系などの“やさしい界面活性剤”を選んでいます。

 

ところが、さきほど書いたように、
水に溶けにくいシリコンの強固な皮膜を本気で落とそうと思うと、
どうしても洗浄力の強いシャンプーが必要になります。

 

最近の総説論文でも、

 

・水に溶けないシリコンは髪に蓄積しやすい

・それを除去するために強い界面活性剤を使うと、髪や頭皮の乾燥・ダメージにつながる

 

といった指摘がなされています。

 

つまり、

「やさしいシャンプーで頭皮を守りたい」という入力(シャンプーの設計)と、
「水に溶けにくく蓄積しやすいシリコンを毎日乗せる」という出力(トリートメントの設計)

は、構造的にトレードオフになっていて、相性が良いとは言えません。

 


6. シリコン+界面活性剤の“塊”が頭皮に残る可能性

 

もうひとつ、見逃せないポイントがあります。

シャンプー(主にアニオン界面活性剤)と、
トリートメントのカチオン系成分・シリコン・カチオンポリマーなどが
すすぎの水の中で出会うと、「コアセルベート」と呼ばれる粘着性の塊ができます。

 

ある研究では、このコアセルベートが頭皮に残り、
水に触れるたびに界面活性剤(特に硫酸系)を少しずつ放出し、
頭皮刺激の一因になりうる、と報告されています。

 

つまり、

 

・シリコン

・カチオン系コンディショニング成分

・シャンプーの界面活性剤

 

これらが組み合わさった“複合体の汚れ”が、
頭皮の細かい溝や毛穴まわりに居座ってしまう可能性がある、ということです。


7. シリコンの“フィルム”自体は呼吸を止めないが…

 

シリコンはよく「息ができない膜」と言われますが、
実はシリコンゴムの膜は液体は通さない一方で、酸素や水蒸気はよく通すという性質を持っています。

 

なので、「皮膚呼吸が完全に止まる」という表現は正確ではありません。

 

問題なのは、

・フィルムそのものというより

・そこに“酸化した皮脂や古い角質の汚れが貼りついたままになること”

です。

 

その状態が長く続けば、

 

・マラセチアなどの常在菌による皮脂分解

・遊離脂肪酸や過酸化脂質の増加

・炎症、赤み、かゆみ などのトラブル

 

につながる土壌になりかねません。


8. 結論:「本気でスカルプケアするなら、シリコンは避けたい」

 

ここまでの内容を踏まえて考えると、
結論はとてもシンプルです。

 

・頭皮にやさしいマイルドなシャンプーで、
必要な皮脂やNMFを残しながら洗うべき。

・トリートメントは、髪や頭皮についても複合的にリスクがないものをつかうべき。

 

この二つを両立しようとすると、

「水に溶けにくく、汚れを巻き込みながら強い被膜を作るシリコン」
毎日使うのはやめた方がいい、いや、むしろ使えない。

という結論になるのが自然かなと思います。

 

もちろん、
ハイダメージ毛を一時的にツルツルに見せる、
スタイリングを楽にする、といった意味で
シリコンが“機能性素材”として優れている側面は否定しません。

いつまでも綺麗な髪でいたい

しっかりとしたスカルプケアをしたい

本当にリスクを極力減らしいいモノをつかいたい

 

という方は、

 

「シリコンはさける」

を選ぶのが最善策である可能性大です。

 

9. これらの問題を解決できるのが「浸艶」です

 

・軋みがないノンシリコンシャンプー、洗浄力も必要十分な範囲で強すぎない

・頭皮と髪の保湿が同時にできる、頭皮にも塗れるノンシリコントリートメント

 

これまで書いてきたシリコンのリスクがすべてなくなります

 

それが浸艶スカルプケアセットです。

↓↓

浸艶スカルプシャンプー&スカルプトリートメントセット -洗浄・保湿がこれで完結、フケ・かゆみトータル無添加ケア- – 学美屋

・浸艶スカルプシャンプー
→ 天然由来100%、13のフリー処方、13種のアミノ酸、プラチナなどを配合し、
「頭皮に必要なうるおいはなるべく守りながら、余分な汚れだけを落とす」スカルプシャンプーです。

 

浸艶スカルプシャンプー|無添加アミノ酸シャンプーで髪・頭皮トータルケア – 学美屋公式

・浸艶スカルプトリートメント
→ こちらも天然由来100%・11のフリー処方で、
頭皮にも塗布できる設計にしているのが特徴です。
インバスのケアだけで、髪と頭皮の保湿までを一挙完結出来ます。

 

浸艶スカルプトリートメント|頭皮にも塗れる無添加スカルプトリートメント – 学美屋公式

参考文献・参考リンク

  1. Cosmetic Ingredient Review (CIR). Safety Assessment of Dimethicone and Related Silicones.
    https://www.cir-safety.org/

  2. Raquel de Melo Carvalho et al. With or without Silicones? A Comprehensive Review of Their Role in Hair Care. Skin Appendage Disord. 2025.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12240587/

  3. Versaperm Ltd. Silicone and Vapour Permeability.
    https://www.versaperm.com/materials/Silicone%20and%20vapour%20permeability.php

  4. Jung IK et al. The analysis of scalp irritation by coacervates produced in hair shampoo via FTIR… Int J Cosmet Sci. 2017.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27503111/

 

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記事監修

薬剤師 蓑原 修 先生

薬学部薬品製造学卒、協和発酵株式会社(現・協和キリン)医薬事業部就任、当会社退職後、多数の美容外科クリニック(ヴェリテクリニックetc)を設立指導。現在、多数の製薬会社・化粧品メーカーの学術顧問就任 現在に至る。

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