浸艶の原点② アトピーのかゆみで毎日血だらけだった幼少期

浸艶の原点② アトピーのかゆみで毎日血だらけだった幼少期

前回、僕は幼少期の頃、アトピーアレルギー小児喘息もあって、そもそも恐ろしく体が弱い子供だったと書きました。

 

その中でも、今でもはっきり覚えているのが、アトピーのかゆみです。

物心ついた頃から、小学校3〜4年生くらいまで。

 

僕の中では、かなり長い間、かゆみが日常にありました。

 

寝ている間に掻く。
朝起きると血が出ている。
服に血がつく。
かゆくていろんなことに集中できない。
人に見られるのが嫌だった。

特にひどかったのは、腕と首です。

 

腕は自分でも見える場所です。

首は人からも見えやすい場所です。

 

だから、ただかゆいだけではありませんでした。

見られることも嫌でした。

 

夜になるのが、つらかった

 

アトピーの記憶で一番残っているのは、夜です。

 

寝ている間に、無意識に掻いてしまう。

自分では止めようがない。

朝起きると、腕や首に血が出ている。

服にも血がついている。

 

子供ながらに、朝から気持ちが沈むことが何度もありました。

「また掻いてしまった」

そう思っていたのをよく覚えています。

 

でも、掻きたくて掻いているわけではありません。

かゆすぎて、我慢できない。

寝ている間は、我慢することすらできない。

それがつらかったです。

 

かゆみがあると、普通のことが普通じゃなくなる

 

かゆみは、ただの不快感ではありません。

ずっと続くと、生活の中に入り込んできます。

授業中も気になる。

遊んでいても気になる。

寝る時も気になる。

何かに集中したくても、体が先にかゆみを感じてしまう。

だから、子供の頃の僕は、肌のことを忘れられる時間が少なかったと思います。

当時の僕がよく思っていたこと

なんで自分だけ。
みんなと同じようになりたい。
ゆっくり寝たい。
かゆすぎて苦しい。

本当に、そればかりでした。

もっと特別なことを望んでいたわけではありません。

ただ、普通に寝たい。

普通に過ごしたい。

みんなと同じように、肌のことを気にせず過ごしたい。

それだけでした。

 

みんなと違う自分がつらかった

 

アレルギーで食べ物や飲み物を制限されることは、子供の頃の僕にとって、そこまで強い苦しさではありませんでした。

 

出されたものを食べる。

それが当たり前だったからです。

 

でも、肌は違います。

見た目に出ます。

腕も、首も、隠しきれない。

人に見られるのが嫌でした。

みんなと違う自分が辛かった。

 

これは、今でもかなりはっきり覚えています。

 

子供の頃は、うまく言葉にできていなかったと思います。

でも今ならわかります。

 

僕は、かゆみそのものだけではなく、みんなと同じように見えないことにも苦しんでいました。

 

「肌が弱い」で片付けられない記憶

 

大人になると、昔のことを簡単に言ってしまうことがあります。

「僕は肌が弱かった」

たしかにそうです。

でも、その一言だけでは、当時の感覚は少し足りません。

 

毎日血だらけになるくらい掻いてしまう。

服に血がつく。

かゆくて集中できない。

人に見られるのが嫌になる。

 

そして、みんなと同じになりたいと思う。

それは、ただ「肌が弱い」という言葉だけでは片付けられない記憶です。

今振り返って思うこと

 

アトピーは、小学校3〜4年生くらいでだいぶおさまりました。

ただ、あの頃の感覚は今でも残っています。

 

肌につけるものを慎重に選ぶこと。

なんとなく良さそう、だけでは安心できないこと。

自分の体に合うかどうかを、ちゃんと考えたいと思うこと。

 

それは、こういう幼少期があったから自然と身についた感覚だと思います。

子供の頃の僕は、そんなことを考えていたわけではありません。

 

ただ毎日、かゆくて苦しかった。

みんなと同じになりたかった。

ゆっくり寝たかった。

本当に、それだけでした。

 

肌のことを忘れて、普通に眠れる。
子供の頃の僕にとっては、
それだけでも十分すぎるほど大きなことでした。

肌だけではなく、食べるものにも制限がありました

 

アトピーの記憶は、今でもかなり強く残っています。

でも、僕の幼少期で大変だったのは、肌だけではありません

アレルギーもひどかったので、食べ物や飲み物もかなり制限されていました。

牛乳や小麦は覚えています。

それ以外は多すぎて、はっきり覚えていないものもあります。

 

一時期は、本当に大げさな話ではなく、

「サツマイモ」しか食べられないくらいでした。


続く・・・・

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記事監修

薬剤師 蓑原 修 先生

薬学部薬品製造学卒、協和発酵株式会社(現・協和キリン)医薬事業部就任、当会社退職後、多数の美容外科クリニック(ヴェリテクリニックetc)を設立指導。現在、多数の製薬会社・化粧品メーカーの学術顧問就任 現在に至る。

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