浸艶の原点⑩ 頭皮にも髪にも理にかなったものを探したけど、見つからなかった話
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成分表を見るようになってから、シャンプーやトリートメントの見え方は大きく変わりました。
頭皮に優しい。
フケやかゆみにいい。
頭皮環境を健やかにする。
そう書かれていても、成分表を見ると、訴求内容と成分構成が合っていないものがたくさんありました。
だから僕は、頭皮にも髪にも、本当に理にかなったものを探すようになりました。
理にかなっているかどうかだけを見ていました
当時の僕にとって、理にかなった商品とは、訴求内容と成分構成が一致しているものでした。
成分表には、成分が並んでいるだけです。
何かを語るわけではありません。
でも、そこにはごまかしのきかない答えがあります。
どれだけ「頭皮にいい」と書いてあっても、
フケやかゆみ、嫌なニオイに対して、きちんとアプローチできる成分が入っているのか。
その成分が、必要な場所まで届くように設計されているのか。
そこまで整っていて、初めて理にかなっていると言える。
僕はそう考えていました。
何を言っているかではなく、
その言葉と中身が一致しているか。
僕が見ていたのは、
そこだけでした。
最初は、シャンプーだけを探していました
頭皮にも髪にもいいものが欲しいと強く考え始めたのは、専門学校に通っていた頃です。
ただ、最初からシャンプーとトリートメントを一緒に考えていたわけではありません。
最初に探していたのは、シャンプーだけでした。
当時の僕も、まだ一般的な常識にとらわれていました。
トリートメントは髪につけるもの。
頭皮につけるものではない。
そう思っていました。
だから、
シャンプーで頭皮を洗う。
その後に頭皮ローションで保湿する。
そういう考えで商品を探していました。
6年ほど使ったオールインワンシャンプー
その中で、自分なりに納得できるシャンプーには一度出会いました。
いわゆるオールインワンシャンプーです。
トリートメントは使わず、このシャンプーだけでいい。
そういう商品でした。
成分構成も、それまで使ってきたものと比べれば良いと思っていました。
だから、6年くらい使い続けました。
でも、長く使う中で気になることが増えていきました。
髪がどうしてもゴワゴワする。
頭皮も乾燥気味に感じる。
フケも、そこまで収まらない。
かゆみも残っている。
他の商品よりは使えました。
でも、これで十分だとは思えませんでした。
洗うことと、保湿することは別でした
オールインワンシャンプーには、保湿成分もたっぷり入っていると書かれていました。
頭皮環境も整えられる。
これ一本で大丈夫。
そう書かれていました。
でも、6年ほど使っても、フケやかゆみ、嫌なニオイは大きく変わりませんでした。
そこで、頭皮は頭皮で、きちんと保湿しなければいけないんだと思いました。
顔と同じです。
顔は洗った後に保湿します。
なのに、頭皮は洗ったまま。
洗うことと、保湿することは別で考えなければいけない。
その時、強く感じました。
シャンプーは洗うもの。
保湿は、保湿として行うもの。
一本ですべてを済ませようとしても、
自分の頭皮には足りませんでした。
トリートメントを探して、初めて違和感を持ちました
髪のゴワゴワが気になり、トリートメントも使わなければいけないと思うようになりました。
そこで、トリートメントを探し始めました。
でも、探しているうちに、そもそもの矛盾に気づきました。
髪にはつけていい。
でも、頭皮にはつけてはいけない。
それは本当にそれでいいのか。
髪につけたものは、洗い流す時に頭皮や顔、肩などの地肌に触れます。
タオルで拭く時にも触れます。
髪の長さによっては、普段から首や肩にも触れます。
それなのに、
髪には良いけれど、頭皮にはつけない方がいい。
そんなものを髪につけるのは、そもそも矛盾しているんじゃないか。
そう思いました。
少なくとも50〜60商品ほど試しました
市販品のサブスク。
サロン専売のシャンプー。
トリートメント。
いろいろ探して、いろいろ使いました。
全部合わせると、50〜60商品ほどは使ったと思います。
成分表を見て、自分なりに厳選してから買っていました。
だから、使える商品と納得できる商品は、僕の中ではほぼ同じです。
それでも、どこかを妥協しなければいけませんでした。
頭皮には使えそうだけれど、髪がゴワゴワする。
髪の仕上がりは良さそうだけれど、頭皮には使いたくない。
訴求内容は良いけれど、成分表を見ると納得できない。
本当に納得できる商品には、出会えませんでした。
惜しかったけれど、足りませんでした
6年ほど使ったオールインワンシャンプーは、当時の僕にとって一番惜しい商品でした。
でも今、その成分表を見ると、洗浄成分が少し強く感じます。
それに、植物エキスなどのエキス系に設計が寄っていました。
植物エキスが悪いという話ではありません。
ただ、エキスだけで頭皮の保湿や頭皮環境への働きを、はっきり形にするのは難しい。
そして、植物系エキスなどは、いい効果効能が期待できると言って、たくさんいれるのは「アレルギーリスク」がでてきます。
長く使ったからこそ、その限界も感じました。
使えないわけではない。
でも、求めているものとは違う。
その差が、どうしても埋まりませんでした。
頭皮にも使いたい。
髪にもきちんと使いたい。
洗浄と保湿を分けて考えたい。
訴求内容と成分構成も一致していてほしい。
その条件を満たすものは、
本当に見つかりませんでした。
こだわりすぎると、作れないのかもしれない