トリートメントは「毛先」につけるもの でもこれ少しおかしいと思いませんか?
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トリートメントは「毛先」につけるもの。
これは、かなり一般的な使い方です。
美容室でも、商品の裏面でも、よく見かけます。
「頭皮にはつけず、毛先を中心になじませてください」
でも、僕はここにずっと違和感があります。
髪にはよくて、頭皮・地肌にはつけない方がいいもの
を、毎日髪につける。
これ、普通に考えておかしいと思いませんか?
毛先だけにつけているつもりでも、
流すとき、タオルで拭くとき、乾かすとき、
頭皮や顔、首、背中につくことはあります。
そもそも、頭皮にはつけない方がいいと言われるものが、髪にずっとついている。
僕はそこが怖いです。
それなら最初から、髪にも頭皮にも使えるものを選ぶ方が自然です。
一般的なトリートメントは、髪の表面を整えるものです
まず、ここをはっきりさせた方が分かりやすいです。
一般的なトリートメントは、髪の表面を整えるために作られているものが多いです。
髪の手触りをよくする。 指通りをよくする。 まとまりを出す。 静電気を抑える。 パサついて見える髪を扱いやすくする。
こうした目的があります。
これは悪いことではありません。
髪は一度傷むと、自分で元通りに修復するものではありません。 だから、表面を整えて扱いやすくするケアは必要です。
一般的なトリートメントは、髪の手触りを整えるためのもの。
だから、頭皮ではなく毛先中心になる。
つまり、「毛先につける」のには理由があります。
髪の表面を整える目的で作られているからです。
では、なぜ頭皮にはつけないのか
ここが本題です。
トリートメントが髪のためのものなら、毛先中心になるのは分かります。
でも、なぜ頭皮にはつけない方がいい・つけてはいけないのか。
その大きな理由は成分設計にあります。
代表的なのが、カチオン系界面活性剤です。
その中でも、特に見てほしいのが「四級アンモニウム塩」です。
トリートメントは毛先だけにつけるもの、というより、
頭皮につけない方がいい成分が使われていることが非常に多い。
だから毛先だけと言われる。
四級アンモニウム塩は、髪にはメリットがあります
四級アンモニウム塩は、髪の手触りを整えるために使われる成分です。
髪に吸着しやすく、指通り、まとまり、帯電防止などに役立ちます。
だから、髪に対しては分かりやすいメリットがあります。
トリートメントを使った後に、髪がつるっとしたり、なめらかに感じたりする。
その感触を作るために、こうした成分が使われるわけです。
ただし、頭皮の話になると話は変わります。
四級アンモニウム塩は、髪の手触りには役立つ。
でも、刺激性の懸念があるため、頭皮にはつけない方がいい成分です。
髪にはメリットがある。
でも、頭皮にはつけない方がいい。
だから、トリートメントは毛先だけにつけるように言われるんです。
これが、かなり大きな理由です。
成分表では、こういう名前で出てきます
| 成分表で見る名前 | 見るポイント |
|---|---|
| ベヘントリモニウムクロリド | トリートメントでよく見る代表的なカチオン系成分 |
| ステアルトリモニウムクロリド | 髪のコンディショニング目的で使われることがある |
| セトリモニウムクロリド | 「〜トリモニウムクロリド」は一つの目印 |
| ジステアリルジモニウムクロリド | 「〜ジモニウムクロリド」も見ておきたい表記 |
| ベヘントリモニウムメトサルフェート | 「〜メトサルフェート」と書かれることもある |
| ラウリルトリモニウムクロリド | ヘアケア製品で見かけることがあるカチオン系成分 |
ここで勘違いしてほしくないのですが、これらの成分が入っている商品が悪いという話ではありません。
髪の手触りを整えるための役割があります。
ただ、頭皮ケアを目的にするなら話は別です。
髪の手触りを整えるためのトリートメントなのか。
頭皮にも使える前提のトリートメントなのか。
ここは、成分表で見分ける必要があります。
それなのに「頭皮に優しい」「頭皮ケア」と謳うのはおかしい
ここが、僕が一番おかしいと思っている部分です。
四級アンモニウム塩のように、頭皮にはつけない方がいい成分を配合している。
それなのに、
「頭皮に優しい」「地肌ケア」「スカルプケア」
と謳っている商品が数多くあります。
これは、かなり違和感があります。
頭皮につけない方がいい成分が入っているのに、頭皮ケアを謳う。
その時点で、訴求内容と配合成分が一致していません。
「頭皮に優しい」と書いてあるかではなく、
頭皮につける前提の成分設計になっているか。
見るべきなのはここです。
僕は、広告の言葉より成分表を見るべきだと思っています。
謳い文句はきれいに作れます。
でも、成分表はごまかせません。
「頭皮ケア」と書いているのに、成分表を見ると、一般的な髪の手触り重視のトリートメントと大きく変わらない。
そういう商品は普通にたくさんあります。
だから、騙されないでください。
謳い文句より、成分表を見てください。
顔で考えると、この矛盾はもっと分かりやすいです
顔は洗った後、保湿しますよね。
洗顔料で洗う。 化粧水をつける。 美容液を使う。 クリームで整える。
やり方に差はあっても、洗った後に何もせず放置する人は少ないと思います。
では、頭皮はどうでしょうか。
顔のケア
洗う → 保湿する → うるおいを守る
頭のケア
髪と頭皮を洗う → 髪だけトリートメント → 頭皮はそのまま
いろいろおかしいですよね。
頭皮も皮膚です。
顔とは皮脂量や毛量などの違いはありますが、皮膚であることに変わりはありません。
顔は洗った後に保湿するのに、頭皮は洗った後にそのまま。
しかも、髪に使うトリートメントは頭皮につけない方がいい。
僕は、このケアの一般構造がかなり不自然だと思っています。
爪だけ磨いて、手がボロボロの状態にも近いです
もう一つ、手に置き換えるとさらに分かりやすいです。
爪の手入れは丁寧にしている。
でも、手そのものは乾燥していて、ハンドクリームも塗らずにボロボロ。
これって、おかしいですよね。
爪だけきれいでも、手が荒れていたら、全体としてきれいには見えません。
髪と頭皮も同じです。
髪だけ一生懸命トリートメントして、頭皮は洗った後にそのまま。
これでは、ケアとしては足りません。
手の場合
爪はきれいにする。でも手の乾燥は放置。
頭の場合
髪はトリートメントする。でも頭皮の保湿は放置。
こう見ると、毛先だけのトリートメントに偏ることが不自然に見えてくるはずです。
本当は、髪にも頭皮にも使えるトリートメントが理想です
僕は、トリートメントは本当なら髪にも頭皮にも使えるものであるべきだと思っています。
なぜなら、シャンプーでは髪と頭皮を洗うからです。
洗った後、髪だけ保湿して頭皮はそのまま。
この流れは自然ではありません。
顔を洗った後に保湿するように、頭皮も洗った後は保湿まで考えるべきです。
理想の流れ
シャンプーで髪と頭皮を洗う。
その後、トリートメントで髪と頭皮を保湿する。
お風呂の中で、洗浄から保湿まで完了する。
これが、僕の考える自然なケアです。
髪の手触りだけを整えるのではなく、頭皮まで考える。
毛先だけではなく、土台まで考える。
そこまで見て、トリートメントを選ぶべきです。
では、どんなトリートメントを選べばいいのか
見るべきポイントはシンプルです。
髪の手触りだけで選ばないこと。
頭皮にも使える設計かどうかを見ること。
1. 頭皮にも使えると明確に言えるか
毛先だけではなく、地肌に使う前提で作られているかを見てください。
2. 頭皮につけないでください、となっていないか
注意書きに書かれている使い方は、その商品の設計を表しています。
3. 成分表と訴求が一致しているか
頭皮ケアと書いてあるなら、成分構成も頭皮を考えたものになっているべきです。
4. 洗った後の頭皮の保湿まで考えているか
顔と同じように、洗った後の皮膚には保湿の発想が必要です。
浸艶は、この違和感から作りました
この記事で伝えたいのは、「浸艶を使ってください」という話ではありません。
まずは、トリートメントの見方を変えてほしいです。
トリートメントは毛先だけ。 頭皮にはつけない。 それが当たり前。
そこで止まらずに、なぜ頭皮につけられないのかまで見てほしいです。
僕は、髪に使えて頭皮に使えないものはおかしいと思っています。
だから浸艶は、髪にも頭皮にも使えるトリートメントとして作りました。
シャンプーで髪と頭皮を洗う。
その後、トリートメントで髪と頭皮を保湿する。
お風呂の中で、洗浄から保湿まで完了する。
最後に
トリートメントは「毛先」につけるもの。
なぜ毛先だけなのか。
なぜ頭皮にはつけないのか。
その理由は、多くの場合、髪の手触りを整えるための成分設計にあります。
髪にはメリットがある。
でも、頭皮にはつけない方がいい。
刺激性の懸念があるからです。
だから、毛先だけと言われる。
髪の手触りだけでなく、頭皮につけられる設計かどうか。
これからのトリートメント選びでは、ここまで見てください。
髪は頭皮から生えます。
頭皮は髪の土台です。
その土台を放置して、毛先だけ整える。
僕は、それが本当に自然なヘアケアだとは思えません。
今日の一つだけ
今使っているトリートメントの成分表を見てください。
「〜トリモニウムクロリド」
「〜ジモニウムクロリド」
「〜メトサルフェート」
こうした表記があるか確認してみてください。
ぼくならこれらの成分は積極的に「避けます」。