なぜ大手が浸艶のような製品を出していないのか-考察してみた-
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今の市場や大手企業の製品に、浸艶のような製品が少ないのか。
これは、すべて憶測の範囲での話になります。
大手の内情を知っているわけではありません。
なので、断定はできません。
ただ、僕なりに市場を見て、製品を見て、成分を見てきた中で、
主に理由は3つあると考えています。
この記事で伝えたいこと
大手が悪い、という話ではありません。
大手のビジネス構造上、浸艶のような商品は作りにくいのではないか。
僕はそう考えています。
・理由① 大手は商品開発までの足が遅くなりやすい
大手は中小企業と比べて、
お金の流れや商品開発までの足がとても遅いと思います。
理由は、株主が多いからです。
一つの商品を開発するにも、通さなければいけない稟議が複数あるはずです。
企画。
原価コスト。
販売計画。
広告計画。
安全性。
社内調整。
大きな会社になればなるほど、一つの商品を出すまでに関わる人も増えます。
大手の商品開発で起きやすいこと
企画を出す
↓
複数の部署で確認する
↓
原価や販売数を計算する
↓
広告や流通まで考える
↓
尖った商品ほど通しにくくなる
浸艶のような商品は、理にはかなっていますが、
かなり考え方が尖っています。
「トリートメントを頭皮にも塗る」
「髪だけでなく、頭皮の保湿までお風呂の中で行う」
この発想は、今までのトリートメントの常識とは違います。
だからこそ、大手でプロダクトとして通すには時間もコストもかかるはずです。
僕はそこが、まず一つ目の理由だと考えています。
・理由② 市場の教育に時間もお金もかかる
大手の製品は、どうしても薄利多売の傾向にあると思います。
広告宣伝費に莫大な費用をかける代わりに、広く販売する。
そういうビジネスモデルになりやすいはずです。
そう考えると、今までの常識を変える商品はかなり難しいと思います。
なぜなら、商品を売る前に、まず市場を教育しないといけないからです。
浸艶が提案している新しい考え方
一般的な認識
「トリートメントは毛先につけるもの」
↓
浸艶の考え方
「髪だけでなく、頭皮にもなじませて保湿ケアするもの」
この考え方を広めるには、時間がかかります。
広告費もかかります。
説明も必要です。
しかも、今までの常識を変えないといけません。
大手からすれば、そこに大きなお金と時間を使うよりも、ブランド力を使って、普通にそこそこのスペックの新しいシャンプーやトリートメントを販売する方が合理的だと思います。
限られた市場を取りに行く。
さらに、その市場に新しい概念を教育しないといけない。
これは、大手のビジネスの特性上、手広くやる必要性や合理性をあまり感じにくいのではないかと考えています。
大手から見た時の難しさ
新しい商品を作るだけでは足りない。
「頭皮にも塗るトリートメント」という考え方を広める必要がある。
つまり、商品開発費だけでなく、市場教育のコストもかかる。
・理由③ アップセルを作った方が儲かりやすい
もう一つは、アップセルの考え方です。
一つの製品で二つのことができますよ、という商品を売るよりもそれを二つ、三つの製品に分けた方が、大手は儲かりやすいと思います。
中小企業と違って、大手にはブランド力があります。
だから、商品数を増やしても売りやすい。
ここが大きいです。
大手が取りやすい販売設計
シャンプーを使う
↓
トリートメントを使う
↓
お風呂上がりに頭皮ローションを使う
↓
3つの商品でケアが完成する
これは、かなりベタな販売設計・ビジネスモデルだと思います。
もちろん、その設計自体が悪いわけではありません。
頭皮ローションや美容液が合う人もいます。
でも、続かない人も多いはずです。
お風呂上がりに、もう一工程増える。
疲れている日は面倒になる。
習慣化しにくい。
ここに、僕は課題を感じています。
・浸艶は、逆の考え方です
浸艶は、商品数を増やしていく考え方ではありません。
いつものシャンプーとトリートメントの流れの中で、髪と頭皮を一緒に考える。
そこを大事にしています。
浸艶の考え方
シャンプーで洗う
↓
トリートメントを髪と頭皮になじませる
↓
お風呂の中で、髪と頭皮のケアをつなげる
トリートメントで髪も頭皮も保湿できる。
だから、お風呂上がりに頭皮ローションを塗る工程を増やさなくてもいい。
これが浸艶の考え方です。
でも、大手から見ると、
一つの商品でできることを増やすより、複数商品に分けて販売した方が、ビジネスとしては正解だと考えていると思います。
だから、大手が浸艶と同じような製品を積極的に作る可能性は低いと僕は考えています。
・浸艶のような製品は、真似されにくいと思っています
ここまでの話を全部合わせると、僕は浸艶のような製品が簡単に真似される可能性は低いと思っています。
理由は、シンプルです。
浸艶が真似されにくいと考える理由
開発に時間と稟議がかかる。
市場教育にお金と時間がかかる。
アップセル設計の方が大手のビジネスとしては合理的。
さらに、ここまで成分にこだわると原価も高くなるので「薄利多売」の設計にするのが難しい。
浸艶は、天然由来100%、無添加処方、精油のみの香り、頭皮にも使う前提のトリートメント設計、特殊浸透技術(DCC)など、かなりコストをかけています。
大手が同じようにやろうとすれば、原価、教育コスト、広告費、販売数のバランスをかなり慎重に見るはずです。
そう考えると、浸艶のような製品は、大手にとって真似しやすい商品ではないと思っています。
・今日の一つだけ
大手が作らないから、価値がないわけではありません。
大手が作らないのは、需要がないからとは限りません。
ビジネス構造に合わない。
市場教育に時間がかかる。
複数商品で販売した方が合理的。