【後半】敏感肌の僕が、毎日肌に触れるものまで気にする理由

【後半】敏感肌の僕が、毎日肌に触れるものまで気にする理由

この記事は後半です。
前半では「アトピーマーチ」と経皮感作、そして僕自身のアレルギー歴について書いています。先に前半から読むと、今回の話につながった理由が分かりやすいと思います。
【前半】アトピーマーチとは?僕のアレルギー歴と重なった最新研究を読む →

前回、「アトピーマーチ」という言葉を初めて知って、僕自身のアレルギー歴とかなり重なっていた話を書きました。

その研究を読みながら、もう一つ考えていたことがあります。

なぜ僕は、食べるものだけではなく、毎日肌に触れるものまでこんなに気にするようになったのか。

たぶん、その始まりは僕が自分で商品を選ぶようになるより、ずっと前です。

子どもの頃、母親が僕のためにやってくれていたことまでさかのぼります。

僕の家では、飲み物はほぼ水でした

僕は乳幼児期からアトピーがあり、食物アレルギーもかなりあったと母親から聞いています。

当時、母親は僕が口にするものを本当に細かく見ていました。

食べ物だけではありません。

飲み物、調味料、油など、普段ならそこまで意識しないようなものまで調べていたそうです。

今のようにスマホで検索すれば何でも出てくる時代ではありません。

本を読んで、調べて、それを家の食事に反映していた。

僕自身が今でもよく覚えているのは、家で飲むものは、ほぼ水だったことです。

周りの子どもがジュースを飲んでいても、別に羨ましいとは思いませんでした。

「飲んだら痒くなるから我慢しよう」みたいに子どもながらに考えていたわけでもありません。

ただ、僕にとっては水を飲むのが普通だった。

それくらい習慣になっていました。

子どもの頃の僕にとっては、
「気をつけること」ではなく
それが普通の生活でした。

母親に聞くと、食事もかなり徹底していたそうです。

僕は、その積み重ねが自分のアトピーが落ち着いていくうえで大きかったと思っています。

同じ頃にアトピーがあった人たちと比べても、自分は比較的早く落ち着いたという感覚もあります。

これは、僕と母親が実際に経験してきた話です。

ただ、当時の食事をそのまま真似してほしいわけではありません

ここは、今この記事を読んでいる方には知っておいてほしいです。

僕の母親が当時していた食事管理と、現在のアトピー性皮膚炎の医療を同じ話にはできません。

今の診療ガイドラインでは、「アレルゲンになりやすいから」という理由だけで、原因が確認されていない食べ物まで広く除去することは推奨されていません。

厳しい食事制限には、栄養面の問題もあります。

僕が伝えたいのは、「この食事をしてください」ではありません。

僕の場合は、母親が僕の状態を見ながら、食べるものや飲むものまで本気で考えてくれていた。その経験が、今の僕の「毎日使うものを何となく選ばない」という考え方につながっている、という話です。

もし食物アレルギーが疑われるなら、自己判断で除去するのではなく、医師の診断や指導が前提です。

僕自身の経験を、今の治療法としてそのまま勧めたいわけではありません。

僕が残ったのは「何を使っているかを見る習慣」でした

子どもの頃は、母親が選んでくれていました。

でも大人になると、自分で選ばなければいけません。

食べるもの。

飲むもの。

肌につけるもの。

髪や頭皮に使うもの。

服や下着だって、毎日長い時間皮膚に触れています。

全部を神経質に変える必要はないと思っています。

でも、何かが気になった時に、

「自分は今、何を毎日使っているんだろう」

と一度見ることには意味があると思います。

僕はここを飛ばして、いきなり「敏感肌用だから」「口コミがいいから」「人気だから」で選ぶことをしなくなりました。

少なくとも、自分が毎日使うものについては、中身を見て自分なりに納得してから選びたい。

これはアトピーだった自分の経験から、かなり強く残っている考え方です。

成分表は「答え」ではない。でも僕には大事な判断材料です

僕がシャンプーやトリートメントを選ぶ時は、かなり成分表を見ます。

これは今でも変わりません。

ただ、成分表を見れば、その商品が自分に絶対合うかどうかまで分かるわけではありません。

配合量のすべてが分かるわけでもないですし、処方全体や使い方、その時の頭皮状態でも使用感は変わります。

それでも、「何が入っているのか」を知らないまま選ぶより、僕にとってはずっと判断しやすい。

僕が見るのは、成分名だけではありません。

  • 何のために配合されているのか
  • 洗うための成分なのか
  • 保湿するための成分なのか
  • 香りのためなのか
  • その商品をどこへ使う前提なのか

そういうところまで見ます。

そして分からないものがあれば調べます。

一つ調べると、その成分だけではなく、似た成分や役割、処方についての情報も出てきます。

そうやって少しずつ、自分の中に「選ぶ基準」ができていきました。

以前の僕 広告や口コミを見る
↓
良さそうなら買う
↓
合わなければ次を探す
今の僕 何に使う商品か考える
↓
中身・役割を見る
↓
自分の状態と照らして選ぶ

僕も昔は、広告の謳い文句にかなり振り回されていました。

「頭皮にいい」

「敏感肌向け」

「やさしい」

そう書いてあれば、自分にも合いそうな気がする。

でも、何度も商品を替えているうちに、僕はそれだけでは選べなくなりました。

書いてある言葉と、中身を自分なりに照らし合わせる。

そこまで見るようになってから、商品選びで迷うことはかなり減りました。

毎日頭皮に使うものなら、僕はなおさら気にします

ここからは本業の話です。

シャンプーは、髪だけではなく頭皮を洗うものです。

毎日のように頭皮へ触れます。

トリートメントも、商品によっては頭皮につけないように使うものがありますし、浸艶のように頭皮へ直接使う前提で設計しているものもあります。

僕はもともと皮膚がかなり敏感だったので、「毎日直接触れるものを、何となくでは作りたくない」という思いが強くありました。

それが浸艶を作る時の土台の一つになっています。

僕がずっと違和感を持っていたのは、頭皮も皮膚なのに、顔ほど「洗った後をどうするか」が考えられていないことでした。

顔なら、洗った後に保湿します。

でも頭皮は、シャンプーで洗って終わりになっていることが多い。

だから浸艶では、

シャンプーでやさしく洗う
↓
頭皮にも使えるトリートメントで保湿する
↓
商品や工程を増やさず、お風呂の中で終える

という形にしました。

洗うことは落とすこと。

保湿することは補うこと。

役割の違う二つを無理に一つにせず、洗う時は洗い、保湿する時は保湿する。

これが僕の考える「ケアの在り方」です。

「敏感だから仕方ない」で終わらせなくていいと思っています

頭皮や髪に悩みが残っている時、

「自分は敏感肌だから」

「アレルギー体質だから」

「もう年齢だから」

と考えてしまうことはあると思います。

僕も、何をしたらいいか分からなかった時期が長くありました。

ただ、今振り返ると、努力していなかったというより、努力する方向が分かっていなかったんだと思います。

新しい商品を探すことばかりしていて、自分が今使っているものをちゃんと見ることは後回しでした。

だから、いきなり全部変えなくていいです。

まず今使っているものを見てみる。

何でできているのか。

何のためにその成分が入っているのか。

自分は何を基準にそれを選んだのか。

分からなければ、一つだけ調べてみる。

僕はそうやって少しずつ、自分に必要なものを自分で選べるようになりました。

浸艶も、僕自身がその過程で欲しかったものを、自分の基準で一つずつ形にして作った商品です。

だから僕は、商品を替える前に「今、自分が何を使っているかを見る」という時間を、一度持ってみてほしいと思っています。

この記事を書くにあたり確認した主な資料

・日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」
特定食物による悪化が確認されている場合を除き、一般的にアレルゲンになりやすいという理由で特定食物を除去することは推奨されていないこと、洗浄剤については刺激や使用後の乾燥、添加物、すすぎなどを考慮することが記載されています。
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024

・国立成育医療研究センター「アトピー性皮膚炎」
血液検査だけを根拠に食物を除去することは適切ではないことなどが説明されています。
国立成育医療研究センター

・国立成育医療研究センター「食物アレルギー」
食物アレルギーの診断や除去について、症状・問診・検査などを踏まえて判断する考え方が紹介されています。
国立成育医療研究センター
ブログに戻る

記事監修

薬剤師 蓑原 修 先生

薬学部薬品製造学卒、協和発酵株式会社(現・協和キリン)医薬事業部就任、当会社退職後、多数の美容外科クリニック(ヴェリテクリニックetc)を設立指導。現在、多数の製薬会社・化粧品メーカーの学術顧問就任 現在に至る。

公式LINE登録でクーポンを受け取る

見出し下の画像

クーポンは「公式LINEにご登録いただいている方限定」でお届けしています。
未登録の方にはクーポンをお送りできませんので、ぜひこちらからメールアドレスをご記入の上、お得な公式LINEにご登録ください。

友だち追加